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琵琶 奏者
須田 隆久(すだ たかひさ)

プロフィール

薩摩琵琶を鶴田流 岩佐鶴丈氏に師事。国内外にて弾き語りを行う。
盲僧琵琶、楽琵琶なども演奏。
また、金春流、宝生流の2流から能楽の謡を学ぶ。

現在は「現代の吟遊詩人」と名乗り、フラメンコギター弾き語り/琵琶の弦語りを中心として、歌/打楽器/弦楽器で様々な国の歌を歌う活動を行なっている。

■公式サイト http://leonayoko.wixsite.com/taka
■Facebookページ https://www.facebook.com/JapaneseTroubadour/
■公式ブログ https://ameblo.jp/takabiwaflamenco/entry-12370843989.html

演奏活動1

世界中の音楽を手がける現代の吟遊詩人 JapaneseTroubadourとは

フラメンコギターから薩摩琵琶へ。

日本は、いま世界で、スペインに次いで2番目にフラメンコが盛んだと言われているのをご存知でしょうか。
私、須田隆久は、フラメンコの歌のプロとして、全国で日々フラメンコを歌い続けて参りました。そんな私が琵琶奏者になったのは、このフラメンコがきっかけでした。

フラメンコでは、流浪の民の嘆きや心の叫びを歌詞にのせます。そういった歌を歌う中で、いつしか自分の心や血の中に何があるのか?を考え始めるようになっていました。

日本人である自分のルーツを探求するため、歌舞伎や人形浄瑠璃、長唄や小唄などを見聞きしていくうち、我が師、岩佐鶴丈の薩摩琵琶弾き語りに出会いました。
師の野太い声と繊細な節回しが、私の心の深いところに触れ、薩摩琵琶の幽玄の音色に心揺さぶられました。初めてフラメンコを聞いた時の衝撃とまるで同じでした。

演奏活動2


ギターと琵琶に相通ずるもの

薩摩琵琶とフラメンコギターは、弦楽器でありながら打楽器的要素が強く、演奏方法には類似点も多くあります。

たとえば、弦を掻き鳴らす奏法は、薩摩琵琶では「八の字」など、フラメンコギターでは「ラスゲアード」、楽器本体を叩く奏法は、薩摩琵琶では「ハタキ」、フラメンコギターでは「ゴルペ」と呼ばれます。
もちろん一音一音、丁寧に弾いたり、アルペジオやトレモロと言った奏法も共通しております。

もちろん異なる点もありますね。たとえば薩摩琵琶の最も特徴的な音は「サワリ」です。
インドのシタールという楽器の音「ジャワリ」にも似ていますが、いわゆるあの「ビョーン」という音のことです。

人によっては雑音とも感じ得る、歪んだ音ですが、この「サワリ」が、琵琶の音に、独特の味わいと豊かな響き、伸びやかさを増し、一音弾いた後、移ろい行き、消え行く音の中に、無常感と幽玄を感じさせてくれます。

演奏活動3


世界の端と端にある2つの音色

薩摩琵琶の歌、能の謡、フラメンコの歌「カンテ」、どの歌も、地声で腹の底から思いを吐露し、コブシなどを回しながら、心の起伏を歌います。
雄叫びをあげたり、むせび泣いたり、嘆き悲しむ。
ジャンルを越え、国や時代なども越えて、どの国の歌が弾き語るのも、人々の喜怒哀楽です。

人間の行い、営みには境界線など無い事を、私は現代の吟遊詩人と称して、薩摩琵琶やフラメンコギターで弾き語っているのかもしれません。


琵琶を始めた後、幼い頃に、正倉院展で国宝の四弦や五弦の螺鈿琵琶に見入っていた事を思い出しました。

北西インドから旅を始めたジプシー達が西の端にたどり着き、その地の民謡などと融合して生まれたフラメンコ。
ペルシャ、今のイランあたりから日本に伝来し、正倉院にて大切に受け継がれている琵琶。

西の端のフラメンコと東の端の日本の琵琶。
世界の端と端にある2つの音楽に、相通ずる想いを見出しながら、日々弾き語っております。


手がけるのは多様なジャンル

私はこれまで、フラメンコギター、薩摩琵琶の他、トルコのサナート・アラベスク、アルゼンチンタンゴなどの歌や、カホン、ウード、サズ、フレームドラム、小鼓、ダラブッカ、横笛などの楽器も学んでまいりました。
他分野のアーティストとのコラボも多岐にわたり、フラメンコ、能楽、雅楽、邦楽、アルゼンチンタンゴ、ボサノバ、シャンソン、アラブ音楽、演劇伴奏、クラシック、声楽など、その多様性に限界を作らず活動しております。

また2015年からは、フラメンコと様々な日本伝統芸能との融合作品を舞台化し、全て唯一無二の作品として、各界から注目いただいています。

<日本伝統芸能とのコラボ作品>
・「能フラメンコ」
・「能×武×フラメンコ」
・「能エキゾチカ」
・「風姿西伝」
・「風姿武伝」
・「雅西舞楽」
・「鼓舞 道成寺」など

演奏活動4
演奏活動6
今後も、昔の琵琶法師がそうであったように、日本だけでなく世界中の国々の歌や文化を歌い、弾き語る「現代の吟遊詩人」として、須田にしか出来ない唯一無二の演奏活動をしてまいります。
ご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度、私の音色を聞きにいらしていただければ幸いです。


最近の主な活動

・2016年5月より国立能楽堂、宝生能楽堂、銕仙会能楽堂、セルリアン能楽堂、矢来能楽堂にて薩摩琵琶演奏をご披露。

・2016年9月グルジア国、アルメニア国にて在日本大使館主催の海外能楽公演に出演。
 薩摩琵琶の弾き語り、及び宝生流能楽師と共に能楽とフラメンコのコラボ作品「能フラメンコ」を披露、好評を博す。

・2017年より寺院での「演奏と法話の会」などを開催。

・2017年11月25日 能楽師 辰巳満次郎氏の新作能「マクベス」にて俳優榎木孝明氏の語りに薩摩琵琶での伴奏をし、好評を博す。

・2017年12月発売のゲームメーカーSEGAの「龍が如く 極み2」にて須田のボイスと薩摩琵琶を収録。

・2018年3月発売の「北斗が如く」にも須田のボイスが収録される。

・2018年11月にはフランス パリ市、ルマン氏の能楽公演に出演予定。

店舗・稽古場情報

店舗・稽古場名
詳細はお問い合わせください
所在地
東京都杉並区を中心に、都内各所へはもちろんのこと、国内海外への出張演奏も賜ります。
お問い合わせ
090-1117-5621(事務方携帯)
office_aire@icloud.com
URL
http://leonayoko.wixsite.com/taka

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