伝統芸能の世界では稀な、家元制度や師弟制度といった制度にとらわれない歌舞伎義太夫(ぎだゆう)三味線奏者。
三味線奏者を志したきっかけは、出身地の長浜市で毎年4月15日に開催される長浜曳山祭(氏神様である長浜八幡宮の大祭で2016年秋、見事ユネスコ世界遺産登録を果たした祭り)のメイン行事、山車の上で四組ずつ演じられる本格的な「子供歌舞伎」。この「子供歌舞伎」に出演する子供役者を支える三役(太夫、三味線、振付)を養成する三役修業塾に、高校一年生で入門。三役修業塾にて3年近く豊澤重松師・千賀龍師に師事し、19才でプロになるため上京。
伝統文化の後継者育成のため、国立劇場で募集されている第14期の竹本研修生となり、2年間、土日休日も休まず通い、義太夫三味線、語り、琴、胡弓、茶道、体操等の研修を受ける。
21才で研修を修了し、松竹株式会社と専属契約。豊澤長一郎を名乗り、プロの歌舞伎義太夫三味線奏者となる。
因みに長一郎は長浜市の長をいただいて選定。
和ものびとでは、今後も日本の伝統文化・芸能の担い手から様々な情報をお届けします。更新情報はSNSで随時お届けしてまいりますので、日本文化がお好きな方、和ものについて興味をお持ちの方は、ぜひ下記よりフォロー・登録をお願いいたします。
また、周りの方への口コミでのご紹介も大歓迎です!
リンクフリーですので、ぜひ応援よろしくお願いいたします。