2020日本舞踊協会公演「吉原雀」〜廓模様を粋に描く
第六十三回日本舞踊協会公演
全国の日本舞踊家が集結する、国内最大の祭典
こんにちは、日本舞踊家の藤間恵都子です。公益社団法人 日本舞踊協会主催の「日本舞踊協会公演」は、全国から現代を代表する舞踊家が集結する、国内最大の日本舞踊公演です。
2日間、昼夜2部制でお送りするこの公演では、歌舞伎舞踊の大作、名作はもちろん、近現代の舞踊家による振付作品や、都内では滅多に上演されない地歌の演目など、多種多様な日本舞踊を一挙に見ることができます。
出演するのは、人間国宝の井上八千代氏をはじめ、歌舞伎俳優の松本幸四郎氏・中村橋之助氏、昨年襲名で話題となった市川翠扇氏、花柳流・藤間流・西川流・坂東流・若柳流・尾上流・吾妻流・泉流など、各流派で活躍する舞踊家たち。普段は流派ごとに活動することが多い舞踊家が、流派の垣根をこえて共演するのは、協会公演ならではです。
2月22日(土)夜の部 清元「吉原雀」(よしわらすずめ)
今回は、2月22日(土)夜の部に上演される、清元「吉原雀」(よしわらすずめ)という作品に出演いたします。
題名にもありますが、「吉原」とはなにか、ご存知でしょうか?
江戸の流行は、吉原から生まれたといっても過言ではありません。吉原は廓という特殊な場所であったにも拘わらず、当時、多くの男女が出入りしたエリアでした。
廓に通う男達、遊女、禿(かむろ)、茶屋の人々などは勿論のこと、桜や玉菊灯籠など、季節に応じたイベントを見に行く客達もいましたし、多種多様な職種の人たちが出入りをしていました。
この作品では、そんな吉原の放生会(ほうじょうえ:捕まえた鳥を放して、殺生を戒め、祈願する風習)にきた鳥追いの夫婦が、廓での男女の様子、遊女の道中、客と茶屋とのかけ引きなどを見せて踊ります。(「よしわら雀」とは、「冷やかしの客」を比喩した意味も含まれているそうですよ!)
江戸前の女の鳥売りを踊りますので、乞うご期待。
イベント情報
- 日時
- 終了|2020/02/22(土)16:30開演
- 場所
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国立劇場大劇場
東京都千代田区隼町4-1
- アクセス
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■地下鉄をご利用の場合
半蔵門線 半蔵門駅 下車、1番出口から 徒歩 約5分
有楽町線/半蔵門線/南北線 永田町駅 下車、4番出口から 徒歩 約8分
■バスをご利用の場合
都営バス 都03(晴海埠頭-四谷駅)
宿75(新宿駅西口-三宅坂)
三宅坂 下車 徒歩 約1分
■お車をご利用の場合
駐車場有
終演まで 普通車 500円
バス 1200円
- 費用
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1等 9,000円(指定席)
2等 5,500円(指定席)
3等 2,000円(自由席:和ものびとではお申し込みを承っておりません。ご希望の方は協会事務局まで)
※25歳以下割引・障害者割引:当日会場受付にて年齢が確認できる証明書
障害者手帳をご提示いただくと、お一人様1000円キャッシュバック(1等、2等限定)
- 備考
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・和ものびとでは2/22(土)夜の部、2/23(日)昼の部のみお問い合わせを承っております。
・公演に関するお問い合わせは日本舞踊協会(03-3533-6455:平日10:00〜17:00)までお願いいたします。
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